ヤフースポーツのまとめです

スポーツニュースの感想・意見をまとめています。

2020年04月

 ブラジル・サンパウロ選手権2部を戦うインティペンデントが所属選手のDFカイオ・フェリペが亡くなったことを発表した。『エスタド・ジ・サンパウロ』など地元メディアによると、凧あげをしていた時に電線に絡めてしまい、感電死してしまったという。

 同選手は17年にプロサッカー選手になり、昨年はサンパウロ選手権2部で22試合に出場。FKを得意とすることで、左SBながら6得点を決めていた。

 クラブは「カイオ・フェリペの死を報告しなければいけないのは残念なこと。彼の家族や友人に心からお悔やみ申し上げます」とコメント。新型コロナウイルスが世界中を震撼しているが、リスクは様々なところにあるということを再確認させられる出来事だ。
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 ソフトバンクの栗原陵矢捕手が対外試合で好調を維持し、首脳陣に対して大いにアピールした。彼が本職とする捕手には強肩で鳴らす甲斐拓也がおり、チーム内における壁は高い。だが、栗原は捕手に加えて一塁手や外野手としても出場するユーティリティ性を発揮しており、複数のポジションをこなしながら1軍定着のチャンスをうかがっている。



 このように、捕手を本職としながらも、1シーズンにおいて捕手を含めた複数の守備位置を守りながら、1軍で出場機会を確保した選手は過去にも少なからず存在している。その中には、和田一浩氏、小笠原道大氏、近藤健介、森友哉といった、後のタイトルホルダーも複数存在。彼らは複数ポジションをこなして見せた活躍をきっかけに、大成を果たした選手の典型例といえるだろう。

 今回は先人たちの例を、兼務した当時の年齢、ならびに各選手のキャリアにおける時期によって2つに分類しながら、それぞれの傾向について振り返る。
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開幕の無期限延期が決まったプロ野球。選手、ファンにとってはもどかしい時間が流れているが、こんな時こそ過去の名場面を振り返り、少しばかり気を晴らしてみてはいかがだろう。これまでは過去に数々の有名人が登場した始球式を紹介してきているが、ここで番外編。日本以外のプロ野球であった驚きの始球式を紹介する。これを見て、少しでもファンの方々が心を癒していただければ幸いだ。



 今回はお隣、韓国のプロ野球KBOで行われた始球式だ。2016年9月13日、斗山ベアーズvsSKワイバーンズの一戦で始球式に登場したのはチェ・ソルファさん。韓国の美ボディコンテスト「マッスルマニア」で3冠を達成し、アメリカで行われた「FITNESS UNIVERSE WEEKEND」のビキニ部門では世界1位にも輝いた美女だ。

 韓国では“マッスルクイーン”とも呼ばれたチェ・ソルファさん。斗山ベアーズのユニホーム姿をヘソ出しスタイルで着こなし、白のホットパンツ姿で登場。鍛え上げられた美脚を惜しげもなく披露しつつ、マウンドに上がった。

 まずは前傾姿勢でサインを覗き込むポーズで魅了。さらに、大きく振りかぶると、左脚を頭上まで振り上げる180度の大開脚でファンを驚かせた。そこから投じられたボールは三塁側に逸れる暴投となってしまったが、アクロバティックな投法はインパクト十分だった。

 日本やアメリカでも様々なタレントや女優、俳優が始球式に登場するが、韓国プロ野球でもそれは同じ。始球式の派手さという意味では韓国の方がインパクトは強いか。華やかな始球式で試合前を彩りたい、というのはどの国も同じようだ。
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 新日本プロレスの棚橋弘至が29日、自身のツイッターを更新。「熱男リレー」のNGテイクを集めた「NG動画」を公開した。



 棚橋は「#熱男リレー NG集 笑 #滑舌」と投稿。プロ野球ソフトバンクホークスの松田宣浩選手からスタートした「熱男~」と力強く叫ぶコメントリレー。スポーツ選手からタレントまで様々な人たちがSNSに投稿している。

 棚橋も先日「#熱男リレー」を公開したが、この日はコメント収録途中に噛んでしまったり、言葉が出てこなかったりといったNGテイクを集めた動画を紹介した。

 短いコメント1つ取っても手を抜かずに真剣に取り組んでいる様子が伝わってくる動画だが、そんなお茶目な投稿にファンから、「一生懸命さ伝わります!」「NGあってのOKテイク」「棚さんの努力に拍手」「リアル熱男」といった感想が寄せられた。

 また「1000%噛むと思ってました」という感想に対して棚橋が、「君は1000%?♪ #オメガドライブ」と80年代のヒット曲で華麗に返した。と思ったが、よく見るとグループ名が間違っており、ファンから「オメガトライブ、噛んでます!笑」とコメントされ、棚橋もすかさず「#オメガトライブ #訂正 ※ずーーーーっと間違えてた」と訂正した。

 この投稿には、「1986オメガトライブ」「杉山清貴」「カルロストシキ」といった懐かしいオメガトライブのコメントが多数寄せられている。
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【球界平成裏面史(15) 巨人・ガルベス、審判恫喝暴投事件の巻】巨人・ガルベスが球史に残る暴挙に出たのは、前回小欄に書いた「巨人VS阪神大乱闘事件」の2日前のこと。平成10年(1998年)7月31日、甲子園球場での試合中、あろうことか、審判に剛速球を投げつけたのである。

 6回、ガルベスが坪井に対し、カウント2―1からストライクと自信を持って投げた145キロの内角直球を、橘高球審がボールと判定。この直後、坪井に右翼越え本塁打を浴び、長嶋監督が橘高球審に投手交代を告げた。

 当のガルベスは降板よりボール判定に怒り心頭。スペイン語で何やらわめくと、橘高球審に詰め寄ろうとした。

「何やってるんだ!」

 長嶋監督がガルベスを怒鳴り、背中を押してベンチ前まで来た次の瞬間だった。ガルベスが尻ポケットからボールを取り出し、本塁近くにいた橘高球審めがけて思い切り投げつけたのだ。

 シュート回転した剛速球が橘高球審の頭上高くにそれる。すると、審判団全員がベンチに駆けつけ「退場、退場!」。ガルベスがまた審判団へ突進し、止めようとした吉原が顎に強烈なヒジ打ちをガツンと食らう。口の中を切って出血し、とんだトバッチリとなった。

 ガルベスの審判不信には、来日当初から根深いものがあった。現に、5月の横浜(現DeNA)戦でも「ヤツは横浜の味方か盲目だ!」と谷球審を罵倒している。

 橘高審判への暴挙に対し、巨人は罰金4000万円、強制帰国、無期限出場停止と厳罰を科した。すると、ガルベスは8月14日の帰国前、こう開き直った。

「甲子園じゃ鬱積(うっせき)していた不満とストレスが、火山みたいに爆発した。審判の全員が悪いわけじゃないけど、あの2人(橘高と谷)の判定は頭の中にある。(橘高審判への暴挙は)後悔してない。あれはただの事故さ」

 事件から1週間後の8月7日には、ガルベスと仲の良かったダンカンが東京ドームのベンチ裏で大暴れ。中日戦で代打出場し、空振り三振してベンチ裏に帰ってくると、2メートル四方のスイング用大型ミラーをバットで叩き割ったのだ。

「巨人はバカな野球をやってるよ! 相手投手は右(宣銅烈)なのに(左の)吉村(現巨人作戦コーチ)がなぜか代打を断った。それで(右の)オレがいけと突然言われたんだ。打てるわけがないだろう。だいたい、オレは4打席で結果を出すタイプなのに代打ばかりだ。監督やコーチも何も説明してくれない」

 結局、ダンカンはこの平成10年限りで退団。ロッテから移籍してきたヒルマンも「左肩に小錦(元大関)が乗っているようだ」と訴えて5月に帰国するなど、この年はお騒がせ外国人が多かった。

 そんな中、無期限出場停止を受けたガルベスは翌11年も残留。巨人史上初の「外国人開幕投手」となったのだから、タダ者ではなかった。
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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、開幕が延期となっている日本のプロ野球。プロ野球ファンにとってはもどかしい時間が続くことになる。そんなファンにとって楽しみの1つになるのは、贔屓のチームが一体どんな打線になるか、ということだろう。



 日本のプロ野球ではやはり3番から5番までのクリーンアップが重視される。だが、MLBでは“最強の打者”は2番に入るのがトレンドだ。これはMLBで広く浸透しているセイバーメトリクスの影響が大きい。

 セイバーメトリクスではどれだけ多くの得点を奪うかを考える。より多く得点を取るためには、より多くの出塁が必要だ。打順は1つ繰り下がることに年間15打席ほど減少し、1番と4番では年間で45打席、1番と9番では120打席もの差が出る。そのため、1番や2番により良い打者を置くほうが結果的にシーズンを通じて得点の機会を増やすことに繋がるとされている。

 1番は走者がいない状況で打席に立つことが多いことから、MLBでは、より多くの得点創出のチャンスになる2番に最強の打者を置く。1番、2番、4番が最重要視され、続いて3番と5番が重視される。これまで2番にはバントなどの“繋ぎ”が求められてきたが、セイバーメトリクスの分析では、バントは得点期待値を下げるとして基本的には戦術として推奨されていない。

 では、この視点から12球団を見ると、一体どんな打線になるのか。第8回はセ・リーグの中日を見ていく。

 なお、今回は怪我人等は考慮せずにベストメンバーでの打線を探る。セイバーメトリクスで打者を評価する指標のOPS(出塁率+長打率)を中心に打線を考察した。なお、セイバーメトリクスでの指標は絶対の要素ではなく、これが“正解”と言いたいわけではない。この点を理解していただき、あくまでも1つの参考として、ファンの方々が様々な意見を言い合って楽しんでくれる材料になれば幸いだ。
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 1992年に阪神3歳牝馬S(現阪神JF)を制したスエヒロジョウオーが4月30日に死んだ。30歳。引退名馬けい養展示事業の助成対象馬だった同馬は、北海道新冠町の小泉牧場で余生を送っていた。

 同馬は90年に父トウショウペガサス、母イセスズカ(父マルゼンスキー)の間に生まれた鹿毛の牝馬。92年の阪神3歳牝馬Sでは田面木博公騎手とのコンビで9番人気の低評価を覆す勝利を飾った。390キロの小柄な牝馬が制し、2着に12番人気のマイネピクシーが入ったことで馬連は12万740円の超高額配当になった。同年のJRA賞最優秀3歳牝馬(現在の最優秀2歳牝馬)に輝いた。

 翌93年のエリザベス女王杯(12着)を最後に現役を引退。通算成績は11戦3勝だった。繁殖牝馬としては、重賞2勝のスエヒロコマンダー(父コマンダーインチーフ)を生んだことでも知られている。

 小泉牧場・代表取締役の小泉星輝氏「多くのファンに愛された馬でした。今年30歳を迎え、これからも元気に過ごしてもらえると思っていました。先ほど毎年会いに来ていただくファンの方々に亡くなったことを伝えたところ、涙ぐんでいる方がいて、改めて多くのファンに愛された馬であったことを再認識いたしました」
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 筒香嘉智外野手が所属しているレイズは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、正規職員を一時的に解雇することを計画しているとAP通信が伝えた。全30球団では初めてで、他球団にも波及する可能性もある。



 正規職員に対するコスト削減策は5月2日(日本時間3日)から実施されるという。地元紙「タンパベイ・タイムズ」によると、一時解雇者は27日(同28日)以降に通達されたが、400~500人いるレイズの正規職員のうちの半分以下だという。

 これまで多くの球団が5月まで職員に給与を支払うことで合意している。新型コロナウイルスが球界を支える球団スタッフに大きな影響を与えている。
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